英語偏差値40だった私が10年後にハーバード大学教授と英語で議論できるようになった話

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諏訪 正頼

ページ数 : 79

私は今から15年以上前、30歳ごろの時、来日したハーバード大学の教授(国際政治が専門)と英語で話したことがあります。 その際、アメリカの外交・防衛政策など様々な専門的なテーマについて、英語で議論しました。 また私は現在、大手エネルギー系グループ企業で資源・エネルギー輸入関連業務を扱っているのですが、仕事柄、毎日のように海外の取引先とメールや電話、あるいは直接会ってミーティングなどを頻繁に行っています。 もちろんそれらは全て英語で行っていますが、何不自由なくコミュニケーションを取ることができます(ちなみに私のTOEICのベストスコアは925点です)。 このように私は英語を自由自在に「読み」「書き」「聞く」「話す」ことができますが、元々私は英語が大の苦手科目でした。 もっとはっきり言いますと、私は英語が”大っ嫌い”でした。 中学・高校時代とも、私の英語の偏差値はずーっと40台を“低空飛行”していました。 英語の長文問題を読んでも意味がまったく理解できず、いつも最初の2~3行あたりで猛烈な睡魔に襲われました。 ましてや英会話などまったくできませんでした。 街で外国人を見かけると、「英語で話しかけられたらどうしよう?」と恐れて、びくびくしながら下を向いて彼ら・彼女らの脇を通り過ぎていました。 なぜ中学・高校時代、大の英語嫌いだった私が、その約10年後にハーバード大学の教授と英語で議論し、その後、特に支障なく英語で仕事をできるようになったのか? それについて、この本でお話ししていきたいと思います。 この本では、私が英語を克服するまでの軌跡をできるだけ詳細且つ、具体的に書きました。 私は13歳(中学1年生)で英語の勉強を始め、そしてその約15年後のイギリスの大学院を修了した28歳に、ようやく英語をマスターしました。 ​この本で私は英語がまったくできなかった中学高校時代、受験英語を突破する為、試行錯誤と失敗を繰り返した大学受験浪人時代、そして約2年半のアイルランド・イギリス留学時代を経てようやく英語(読み・書き・聞く・話す)をマスターするまでの軌跡を書き記しました。 私は英語をマスターできるようになるまで、数多くの失敗や挫折を経験してきました。 また同時に悔しかったこと、恥ずかしかったこと、泣きたくなるようなこともたくさん経験してきました。 それらのエピソードも本書では“包み隠さず”触れています。 ですので本書は純粋に『読み物』として楽しんでいただけるかと思います。 また本書では私が英語を支障なく使いこなせるようになるために、私が実践した勉強法(「読み」「書き」「聞く」「話す」をそれぞれどのように勉強したのか)について、できるだけ具体的かつ詳細に書いています。 さらに本書では、私がどのように大学受験英語を勉強して、成績を上げることができたのかについても、できるだけ具体的かつ詳細に書いています。 ですので本書は「どうすれば大学受験英語の成績を上げることができるのか悩んでいる方」や「大学受験英語の成績がイマイチ伸び悩んでいる方」にも参考になる内容となっていると思います。 【本書の内容】 1. はじめに 2. 中学校時代~英語嫌いが始まる 3. 高校時代~英語がもっと嫌いになる 4. 〇〇職員を志す 5. 浪人時代~連戦連敗の末、ようやく・・・・ 6. 私が中学・高校時代に英語ができなかった理由 7. 最も効果的な大学受験英語の勉強法 8. 読書三昧の学生時代 9. イギリスへの大学院留学を決める 10. アイルランドに語学留学する 11. イギリス大学院準備コースに入学する 12. 英語の自主学習を始める 13. 大学院を受験する 14. 大学院時代~人生で最も勉強した時期 15. おわりに 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 大の英語嫌いの私が英語力を身に付けることができた理由・原動力は何だったかと言いますと、「ある国際的な機関で働きたい」、そして「英語を通じて自分が興味のあること、つまり国際政治、軍事、歴史に関する知識を吸収したいという欲求、つまり”好奇心”」だったと思います。 もし誰かが私に「英語は好きですか?」と質問したら、私は必ずこう答えるでしょう、「いいえ、今でも大っ嫌いです!!」と。 ですが同時に英語はひとたび身に付ければ、とても便利な道具であることも事実です。 英語ができればテレビ、新聞、インターネットなどを通じて得られる知識や情報の量は、日本語で得られるそれらの数十倍になるでしょう。 また英語ができれば、世界の数十億の人たちとコミュニケーションを取る事ができます。 そして何より、英語ができることによって私が得た最大の収穫はズバリ「英語コンプレックスから解放されたこと」です。 ​今まで述べてきましたように私は、”嫌々”大嫌いで苦手な英語を勉強して、マスターすることができました。 私は一人でも多くの英語コンプレックスを持っている方に、英語をマスターし、コンプレックスから自由になっていただきたいと思っています。 この本が、少しでもあなたの参考になれば望外の喜びです。

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